『東大卒女子の最強勉強計画術』みおりん
「勉強計画の立て方がわからない…」
「計画を立てても、すぐに崩れてしまう…」
そんな悩みを抱えている人にぴったりの一冊が、『東大卒女子の最強勉強計画術』(著:みおりん)です。
Chapter 1:勉強計画の基礎を知ろう
著者・みおりんさんは、現役時代に東大を受験するも不合格。その失敗の原因を「やるべき勉強をやりきれなかったから」と振り返っています。
だからこそ、本書で何より大事にしているのは、「やるべきことを、期限までに終わらせる」ための計画術。
受験勉強は、「年間計画」「月間計画」「デイリー計画」の3段階に分けて考える必要があるとのこと。
基本的な流れはとてもシンプル。
- 計画を立てる
- 実行する
- 振り返る
このサイクルを回していくことが大切です。
計画を立てる3ステップも覚えておこう!
- 書き出す:やることリストを作る
- 見積もる:それぞれにかかる時間を予想する
- 割り振る:いつやるのかを具体的に決める
Chapter 2:基本の勉強計画術
効率よく、しかも無理なく続けるためにはコツがあります。
無理しない計画が続く秘訣
- キツキツにしない:スキマを残した計画を立てましょう。詰め込みすぎはNG。
- 「時間」より「タスク」基準で考える:時間ではなく「何をするか」を軸にすることで、より柔軟なスケジューリングが可能になります。
ちなみにタスクは、「机でやるもの」と「どこでもできるもの」に分けておくと便利。
勉強時間をもっと活かすコツ
- 朝イチは単純作業を:1日のスタートは、短時間でできるルーティン系の勉強を。
- 移動中は暗記タイムに:スマホや暗記ノートを活用。耳だけの学習もおすすめです。
- 寝る前は軽くおさらい:暗記系タスクや、その日の復習が効果的。
Chapter 3〜5:シーン別・勉強計画術
ここからの章では、日常、テスト前、長期休みなど、シチュエーション別の計画の立て方が詳しく紹介されています。
「計画が好きで時間もきっちり確保できる人」と「ざっくりした性格であまり時間が取れない人」、どちらのタイプにも合う方法が提案されているのがうれしいポイント。
Chapter 6:受験のための勉強計画術
学生向けに書かれた本ではありますが、この章は資格試験や語学学習を目指す社会人にも非常に役立ちます。
特に参考になるのがこちら。
- 試験の形式や傾向を意識する:基礎 → 応用 → 本番レベル、の順番で勉強を進める。
- 参考書には“浮気”しない:1周で終える予定のものは書き込んでOK。何度も使うものはノートにまとめて活用。
- 参考書は基本的に3周まわす
- 過去問は現在地を知るツール:苦手を洗い出し、本番のイメージを掴むためにも活用する。
おわりに
『東大卒女子の最強勉強計画術』は、学生はもちろん、忙しい合間に資格試験にチャレンジする大人にもおすすめの一冊です。
著者のみおりんさんは、文房具メーカーとのコラボ商品も多数手がけており、見た目にもかわいくて使いやすいアイテムがそろっています。気分が上がるアイテムで、勉強のモチベーションを上げていくのもいいですね。
「計画倒れ」を卒業したい人は、ぜひ手に取ってみてください!